豪・米・英の専門家と共同でコンソーシアム(WAT-C)を設立
2005年9月15日
株式会社インフォアクシア
株式会社インフォアクシア(本社:東京都武蔵野市吉祥寺南町2-3-15、代表取締役:植木 真、以下、インフォアクシア)は、2005年9月15日、海外の Web アクセシビリティのツール開発者によるコンソーシアム「WAT-C(Web Accessibility Tools Consortium)」を、オーストラリア、米国、イギリスのアクセシビリティ専門家と共同で設立しました。
Webアクセシビリティの国際協調をツール開発者の立場から促進
日本では、2004年6月に JIS X 8341-3(高齢者・障害者等配慮設計指針-情報機器における機器,ソフトウェア及びサービス-第三部:ウェブコンテンツ)が制定されました。海外諸国では、W3C/WAI の WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)、米国のリハビリテーション法508条、といった Web コンテンツのアクセシビリティ・ガイドラインが規格や法令として制定されており、国内外を問わず、Web コンテンツをアクセシブルにしていこうという動きが加速しています。そして、そういったガイドラインに準拠した Web コンテンツを制作する上で、Web サイトの運営者や Web コンテンツ制作者が利用する各種ツールも世界各国で開発されてきています。しかし、Web アクセシビリティのガイドラインは、国や言語が異なっても、その内容のほとんどは共通のものです。そして、近年ではガイドラインの国際協調が重要な課題の一つとなってきています。そこで、これまで「Web Accessibility Toolbar」などの有用なツールを開発してきたメンバーが中心となり、ツール開発の現場でも国際協調しながら、そのコラボレーションを通じてより有用なツールを開発していくことを目的にしたコンソーシアムを設立しました。それが、WAT-C(Web Accessibility Tools Consortium)です。
テーマは、Web アクセシビリティ関連ツールの多言語化
WAT-C では、当面の目標として以下の3つを掲げています。
- Web アクセシビリティをチェックする新しいフリーウェアの開発
- 既存のWeb アクセシビリティ・チェックツールの機能強化および改善
- Web アクセシビリティ・チェックツールの多言語化
このコンソーシアムは、オーストラリアの視覚障害者団体の NPO を母体とする Accessible Information Solutions のスティーブン・フォルナー氏、JIS X 8341-3 および W3C の WCAG ワーキンググループのメンバーでもあるインフォアクシアの植木 真、そして、欧米でコンサルタントとして活躍し Web アクセシビリティの世界的な権威として知られる The Paciello Group のマイク・パチェロ氏の3名を中心に、Wrong HTML のJun氏(日本)、Juicy Studio のジェズ・レモン氏(イギリス)の5名が発起人として名を連ねています。
「Web アクセシビリティの専門家による国際的なコンソーシアムのメンバーの情熱、知識、そして創造性を結集することで、私たちはアクセシブルな Web コンテンツの理解および実践を促進する様々なツールを皆さんに提供していきます。」 (Accessible Information Solutions スティーブン・フォルナー: WAT-C 発起人代表)
「W3C の WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)、アメリカ合衆国のリハビリテーション法508条、そして日本の JIS X8341-3 といった Web コンテンツのアクセシビリティ・ガイドラインは、国際的に協調していこうとしています。WAT-C では、アクセシブルな Web サイトを作り出そうとする全ての Web サイト運営者およびコンテンツ制作者の皆さんのために、国際的なコラボレーションによって様々なツールを開発していくことで、そういった国際協調をサポートしていこうと考えました。」 (株式会社インフォアクシア 植木 真: WAT-C 発起人 )
アクセシビリティの世界的権威、米国のマイク・パチェロ氏も参画
WAT-C では、現在すでに以下の3つのプロジェクトを進行中です。
- 『Web Accessibility Toolbar』Mozilla Firefox 版の開発
- 『Web Accessibility Toolbar』Opera 版の開発
- 『Colour Contrast Analyser』Java ベースのクロス・プラットホーム版開発
「WAT-C のミッションはシンプルで、"アクセシビリティを世界的に普及させること" です。私たちは、その最良の方法が国際的なコラボレーションを通じてフリーのツール開発を行うことにより、より多くの Web 上のサービスやソフトウェアの提供者が、全ての人、とりわけ障害のある人も同じように使えるものを提供していくことができる、と信じています。WAT-C は "Think Accessibility(アクセシビリティを考えよう)" という考え方を持っている開発者のフォーラムです。私たちのグローバルなミッションに共感してくださるなら、皆さんの参加を歓迎します。」(The Paciello Group マイク・パチェロ: WAT-C 発起人 )
そして、Webaccessibile(イタリア)、Accessiweb(フランス)、Web For All(ドイツ)をはじめ、スペイン、オランダ、デンマーク、スペイン、韓国、中国、ポーランド、フィンランドなど、世界各国の Web アクセシビリティ専門家や有識者の協力により、各ツールの多言語対応を推進していきます。
政府機関、教育機関、企業向けにカスタマイズ版の開発も
WAT-C では、より多くの人々に Web アクセシビリティの重要性に気づいてもらうために各種ツールを無償で配布していますが、さらに、アクセシブルな Web サイトの構築を実践している制作・運営現場のニーズに応えるため、『Web Accessibility Toolbar』のカスタマイズ版開発も有償で行っていくことになりました。日本語版については、インフォアクシアが担当します。
WAT-C の Web サイトを公開
WAT-C では、コンソーシアムの概要および活動内容を広報するための Web サイトを公開しています。より詳細な情報は、以下の URL をご覧ください。
株式会社インフォアクシアについて
企業・公的機関Webサイトのアクセシビリティ対応を支援。JIS X 8341-3、W3C/WAIのWCAG 1.0、リハビリテーション法508条(米国)などの公的ガイドラインへの対応を中心に、診断・検証、コンサルティング、教育・研修、ツール提供、開発サポート、そして運用サポートなどのソリューションを通じて、アクセシブルなWebサイトの企画・設計、開発・制作および保守・運用をサポートしています。
http://www.infoaxia.co.jp/
参加している委員会活動・プロジェクト
- 財団法人日本規格協会 情報技術標準化研究センター 情報アクセシビリティ国際標準化に関する調査研究開発委員会 ウェブアクセシビリティ国際規格調査研究部会
- W3C/ WAIの WCAGワーキンググループ
本プレスリリースに関するお問合せ
株式会社インフォアクシア
担当:植木
電話:0422-76-8515
FAX:0422-76-8516
Eメール: info@infoaxia.co.jp

